「焦らず見守る」を選んで

もうすぐ2歳になる息子についてのお話です。息子は生後3か月4日で寝返り、6か月にはお座りをするなど、最初の半年ほどは平均よりも発達が早いタイプでした。乳幼児健診でも特に問題を指摘されたことはなく、順調だと思っていました。

しかし、お座りをした後、10か月を過ぎてもずり這いやはいはいをする気配がなく、つかまり立ちができたのも1歳になる少し前でした。さらに、1歳を過ぎても伝い歩きをせず、1歳3か月になっても歩く兆しが見られませんでした。

言葉は1歳を過ぎてから出ており、コミュニケーションに問題はなさそうでしたが、子育て支援センターで同じ月齢の子どもたちを見ると、運動面の発達が明らかに遅れていることに気づき、心配が募りました。

そこで病院で相談したところ、「シャフリングベビー」というタイプであると診断されました。このタイプの子どもは、お尻で移動する独特のスタイルを持ち、歩き始めるのが遅いことが特徴だそうです。

医師からは「2歳くらいまでには歩けるようになりますよ」と言われ、一旦安心することができました。

確かに、息子は座ったままで器用に前に進むことができていました。そのため、「焦らず見守ろう」と決めて様子を見続けました。そして1歳5か月ごろになると、突然伝い歩きを始め、あっという間に自分の足で歩けるようになったのです。

今では、あの頃の心配が嘘のように家中を元気に歩き回っています。運動面の発達が一気に進んだ姿を目の当たりにして、子どもの成長のタイミングはそれぞれなのだと実感しました。


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