保育園に通う2歳のわが子のお話です。早生まれということもあって、何をするにもゆっくりな成長ペースで、最初は少し不安を感じていました。
保育園では4月生まれの子も同じクラスにいて、その成長の差に驚くこともありました。入園当初、わが子はまだ歩けず、他の子たちは走り回ったり、上手におしゃべりをしていました。その様子を見るたびに「気にしないでおこう」と思いながらも、つい心が揺らいでしまう日々でした。
2歳になると、クラスのほとんどの子が会話を楽しめるようになりましたが、わが子はまだ「アンパンマン」「わんわん」などの単語を話す程度で、時折「にゃんにゃん、いた」と言えるくらいでした。言葉の発達が遅れているのではないかと気になってしまい、負のループに陥りかけていた私に、保育園の先生がこう声をかけてくれました。
「お母さん、大丈夫ですよ。●●ちゃんはちゃんとお話の内容を理解しています。ただ、まだ言葉に出して表現する方法をつかんでいないだけです。一度コツを覚えれば、一気におしゃべりが増えますよ。先生は言葉が遅いなんて感じたことありませんから、安心してくださいね。」
この言葉を聞いたとき、心がふっと軽くなり、肩の力が抜けました。それからは、「気にしすぎないで」と自分に言い聞かせ、子どものペースを見守るようにしました。
その後、少しずつですが、わが子の言葉が増えてきました。今では「なんだろうね?」と疑問を投げかけてきたり、「たのしいね」と感情を表現してくれるようになり、日々の会話が本当に楽しいです。ゆっくりなペースではありますが、子どもと一緒に私自身も成長していきたいと思っています。
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